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韓国『両頭フライス盤』事情

海外営業部 課長 源田 浩二

韓国の製造業は、自動車関係・電気関係の2業種がメインとなっています。
そして輸出が多いことから、一般的にウォン高では不利と言われておりますが、上記2業種については韓国最大企業があることで輸出競争力が高く、生産が落ち込むことは少ないように見受けられます。

この高い競争力を下支えするものの一つが「優れた金型の製作」であり、活発です。小物類のワークが多い典型的な多品種少量生産となっております。
精密な金型を製作するには、まず正確な形状のモールドベース(鉄素材等)を準備する必要がありますが、その加工を担う機械が『両頭フライス盤』です。
この機械については、韓国国内で製造している主だったメーカーが無いため、日本や台湾からの輸入がほとんどです。

『両頭フライス盤』メーカーとしては、日本では当社のほか、数社あり、台湾では1社が製造しております。 日本メーカー各社は、小型から大型まで数種類の機械を製造しており、いずれも精鋭・強敵ぞろいです。

また、韓国内のお客様は業界内での情報交換が活発なため、我々メーカーにとっては、不具合が許されない緊張を強いられる市場であるとともに、よい機械・サービスを提供できれば多くの方に評価していただける素晴らしい市場でもあります。

韓国の「両頭フライス盤市場」は、工作機械の中ではニッチではありますが、成長性を秘めた市場と位置付けられます。 当社として、これからさらに拡販して行くためには、市場ニーズに応える機種の開発とアフターサービスの充実が急務と考えております。 このニーズに合致した新機種を10月30日から開催される日本国際工作機械見本市【JIMTOF2014】にて発表いたします。 ご期待ください。